研究内容

RESEARCH

研究内容について

最適化とは様々な制限の中で一番よいもの(解)を見つけることです。計算機システム工学研究室では、最適化問題を解くための近似解法での一つである進化計算のアルゴリズムの開発と応用を行っています。

主な研究課題

遺伝的プログラミング

ロボットなどが行うべきタスクを達成するための行動ルールの設計は、タスクの達成度を目的関数とすることで、最適化問題として解くことができます。ここでは、遺伝的プログラミングの基礎的なアルゴリズムの開発、および環境の変化に強い巡回ロボットの移動ルールの設計と、実機への実装を行っています。

組合せ最適化

出発点から目的地までの最短経路やスケジュールを求める問題は組合せ最適化問題とよばれます。少ない計算コストでかしこく解くアルゴリズムを開発します。性能を競う最適化のコンペなどにも参加しています。

多目的最適化

世の中の多くの設計問題や意思決定問題は多くの指標で評価されます。そのような問題を多目的最適化といいます。あちらたてればこちらがたたず、つまりトレードオフの関係にある最適解(パレート最適解)を求める手法の開発を行っています。

対話型進化計算

人間の感性によるデザイン(解)を支援する最適化です。進化計算の探索の枠組みのもとで、人が評価に参加することで、人の好みの反映したコンテンツが生成できます。 音や飲料など最適化を行っています。

連続最適化と株式ポートフォリオ最適化

リスクとリターンを考慮し過去の株価の推移をもとに銘柄を選択することにより、どのように安定した利益が得られるか投資配分を考える、離散と実数値の混合問題です。数理計画法と実数値最適化を組み合わせた手法の開発を行っています。